第8回大江健三郎賞決定!
岩城けいさんの『さようなら、オレンジ』(筑摩書房2013年8月刊)が、第8回大江健三郎賞を受賞!
講談社主催による第8回大江健三郎賞は、2013年1月1日から12月31日までに日本で刊行された、「文学の言葉」を用いた作品約130点の中から、選考委員・大江健三郎氏によって、上記の通り決定いたしました。 【賞】 受賞作の英語、あるいはフランス語、ドイツ語への翻訳、および海外での刊行。 | |
岩城けい1971年大阪生まれ。大学卒業後、単身渡豪。社内業務翻訳業経験ののち、結婚。在豪20年。「さようなら、オレンジ」で第29回太宰治賞を受賞。 |
第66回野間文芸賞受賞!
保坂和志1956年、山梨県生まれ。鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。90年、『プレーンソング』でデビュー。93年、『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年『この人の閾』、97年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞。『猫に時間の流れる』『残響』『もうひとつの季節』『明け方の猫』『小説の自由』『カンバセイション・ピ-ス』『カフカ式練習帳』『考える練習』など著作多数。 |
第49回谷崎潤一郎賞受賞!
川上未映子さんの『愛の夢とか』(講談社2013年3月刊)が、第49回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)を受賞しました!
『愛の夢とか』(講談社2013年3月刊) あのとき、ふたりが世界のすべてになった。 なにげない日常がゆらぎ、光放つ瞬間をとらえた、七つの物語。 『ヘヴン』、『すべて真夜中の恋人たち』と一作ごとに新境地を開拓する川上未映子の多彩にきらめく魅力が一冊になった短編小説集! | |
川上未映子1976年8月29日、大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』が第137回芥川賞候補に。同年、第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。本書は『すべて真夜中の恋人たち』(2011年)以来の小説作品であり、著者にとって初めての短編集となる。 著者近影撮影 石倉和夫 |