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第167回芥川賞受賞!

第167回芥川賞受賞!

高瀬隼子さんの「おいしいごはんが食べられますように」(「群像」2022年1月号掲載)が、第167回芥川賞を受賞しました!

『おいしいごはんが食べられますように』(講談社2022年3月刊)

「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。
職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く傑作。


第167回芥川賞受賞!

高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)

1988年愛媛県生まれ。立命館大学部文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞し、デビュー。著書に『犬のかたちをしているもの』『水たまりで息をする』(ともに集英社)がある。『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞受賞。


第46回川端康成文学賞受賞!

第46回川端康成文学賞受賞!

上田岳弘さんの「旅のない」(「群像」2021年5月号掲載)が第46回川端康成文学賞を受賞しました!

「旅のない」(「群像」2021年5月号掲載)

「作家さんなんですよね?」。出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた……。


第46回川端康成文学賞受賞!

上田岳弘(うえだ・たかひろ)

1979年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2013年、「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年、「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞を受賞。2016年、「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。2018年、『塔と重力』で第68回芸術選奨新人賞を受賞。2019年、「ニムロッド」で第160回芥川龍之介賞を受賞。著書に『太陽・惑星』『私の恋人』『異郷の友人』『塔と重力』『ニムロッド』『キュー』がある。


第37回坪田譲治文学賞受賞!

第37回坪田譲治文学賞受賞!

乗代雄介さんの『旅する練習』が第37回坪田譲治文学賞を受賞しました!

『旅する練習』(講談社2021年1月刊)

中学入学を前にしたサッカー少女と、小説家の叔父。
2020年、コロナ禍で予定がなくなった春休み、
ふたりは利根川沿いに、徒歩で千葉の我孫子から鹿島アントラーズの本拠地を目指す旅に出る。
ロード・ノベルの傑作!


第37回坪田譲治文学賞受賞!

乗代雄介(のりしろ・ゆうすけ)

1986年、北海道生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。2015年、「十七八より」で第58回群像新人賞を受賞し、デビュー。2018年、『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞を受賞。著書に『十七八より』『本物の読書家』『最高の任務』『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』がある。