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第1回永井荷風文学賞受賞!

第1回永井荷風文学賞受賞!

田中純さん『磯崎新論(シン・イソザキろん)』(講談社2024年11月刊)が第1回永井荷風文学賞を受賞しました!

『磯崎新論(シン・イソザキろん)』(講談社2024年11月刊)

2022年12月28日に91歳で亡くなった世界的建築家・磯崎新。

「デミウルゴスの化身」たらんとした「アーティスト/アーキテクト/アーバンデザイナー」が求めた〈見えない建築〉とは何か?

群像連載の前人未到/正面突破の決定版「磯崎新論(シン・イソザキろん)」がついに単行本化!

「それゆえわたしはここで、たとえ無謀ではあっても、アーティスト/アーキテクト/アーバンデザイナーの全領域の総体をテクストとしてまるごと扱い、自分なりの磯崎新(ルビ:デミウルゴス)像をくっきりとした輪郭で描くことを選ぶ。「シン・イソザキ論」という、庵野秀明の『シン・ゴジラ』や『シン・エヴァンゲリオン』をもじったような別名の併記は、磯崎最初期のSF的マニフェスト「都市破壊業KK」における「SIN/ARATA」という二体の分身への自己分裂に対応している。それをルビで表わすこともまた、この種の分裂状態を象徴する磯崎特有の書体の擬態(ルビ:もどき)である。「シン」は間違っても「真」ではなく、「磯崎新論(ルビ:シン・イソザキろん)」という表記はむしろ、みずから「新(ルビ:SIN)」なるもの─他者─であろうとする自覚の表現なのだ。」(本文より)


第1回永井荷風文学賞受賞!

田中純(たなか・じゅん)

1960年生。芸術論・思想史。東京大学名誉教授。博士(学術)。2002年『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社)でサントリー学芸賞(思想・歴史部門)、2008年『都市の詩学』(東京大学出版会)で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2009年『政治の美学』(東京大学出版会)で毎日出版文化賞、2010年フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞を受賞。著書に『残像のなかの建築』(未來社)『都市表象分析 I』(LIXIL出版)『ミース・ファン・デル・ローエの戦場』(彰国社)『冥府の建築家』(みすず書房)『過去に触れる』(羽鳥書店)『歴史の地震計』(東京大学出版会)『デヴィッド・ボウイ』(岩波書店)『イメージの記憶(かげ)』(東京大学出版会)など。


第35回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞!

第35回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞!

川内有緒さん「ロッコク・キッチン」(講談社「群像」連載)が第35回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞しました!

『ロッコク・キッチン』(講談社2025年11月刊)

みんな、なに食べて、どう生きてるんだろ?
福島第一原発事故から14年、国道六号線(ロッコク)を旅して綴った温かくておいしい記憶
再生と希望に出会うノンフィクションエッセイ

 

川内有緒(かわうち・ありお)

ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。アメリカ、南米、フランス、日本を転々としながら12年間国際協力分野で働いた後に、フリーランスの物書きに。東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどを執筆。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社)でYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞。ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』『ロッコク・キッチン』共同監督。


第58回造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞(専門書部門)受賞!

第58回造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞(専門書部門)受賞!

田中純さん『磯崎新論(シン・イソザキろん)』(講談社2024年11月刊)の造本装幀が第58回造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞(専門書部門)を受賞しました!

『磯崎新論(シン・イソザキろん)』(講談社2024年11月刊)

2022年12月28日に91歳で亡くなった世界的建築家・磯崎新。

「デミウルゴスの化身」たらんとした「アーティスト/アーキテクト/アーバンデザイナー」が求めた〈見えない建築〉とは何か?

群像連載の前人未到/正面突破の決定版「磯崎新論(シン・イソザキろん)」がついに単行本化!

「それゆえわたしはここで、たとえ無謀ではあっても、アーティスト/アーキテクト/アーバンデザイナーの全領域の総体をテクストとしてまるごと扱い、自分なりの磯崎新(ルビ:デミウルゴス)像をくっきりとした輪郭で描くことを選ぶ。「シン・イソザキ論」という、庵野秀明の『シン・ゴジラ』や『シン・エヴァンゲリオン』をもじったような別名の併記は、磯崎最初期のSF的マニフェスト「都市破壊業KK」における「SIN/ARATA」という二体の分身への自己分裂に対応している。それをルビで表わすこともまた、この種の分裂状態を象徴する磯崎特有の書体の擬態(ルビ:もどき)である。「シン」は間違っても「真」ではなく、「磯崎新論(ルビ:シン・イソザキろん)」という表記はむしろ、みずから「新(ルビ:SIN)」なるもの─他者─であろうとする自覚の表現なのだ。」(本文より)

 

装幀家/大倉真一郎
印刷会社/TOPPANクロレ㈱
製本会社/㈱若林製本工場