群像2010年5月号(4月7日発売)
定価(税込):920円
古井由吉の連作小説スタート! | |
待望の古井由吉の新連作小説が始まりました! 第1回は男と女の会話から立ち上がる究竟のエロティシズムを描く「除夜」。 |
『ピストルズ』徹底解明! | |
阿部和重VS.蓮實重彦!蓮實重彦の厳しすぎる追及に阿部和重が初めて明かした『ピストルズ』の秘密とは!?阿部文学の歴史と神髄から、小説とフィクションの限界を語る歴史的対談です。安藤礼二による画期的評論「愛の新世界『ピストルズ』論」も必読! |
小説は藤野千夜、喜多ふあり | |
第4回大江健三郎賞発表! | |
2009年に刊行された「文学の言葉」を用いた作品の中から、 |
小川国夫を読む | |
東京大学在学中に書かれた小川国夫「光岳」を一部掲載。執筆後、発表されないまま行方不明になっていた作品です。命日の4月8日に合わせて、死の直前まで20年をかけて完成した長編『弱い神』も刊行されました。 |
〈新連作小説1〉除夜 古井由吉 〈特集〉第4回大江健三郎賞受賞作発表「裕福者」という他人 大江健三郎 〈特集〉『ピストルズ』 〈対談〉『ピストルズ』と形式性の追求 蓮實重彦×阿部和重 〈評論〉愛の新世界『ピストルズ』論 安藤礼二 〈特集〉小川国夫を読む 〈遺稿〉光岳(てかりだけ) 小川国夫 〈解題〉「消えた小説」の発見――小川国夫「光岳」 勝呂 奏 〈連作小説 シリーズ「願い」〉たくさんの荷物 藤野千夜 〈創作〉望みの彼方 喜多ふあり 〈連載小説〉昼田とハッコウ〔3〕 山崎ナオコーラ わたしの彼氏〔5〕 青山七恵 裂〔6〕 花村萬月 未明の闘争〔7〕 保坂和志 日本文学盛衰史 戦後文学篇〔8〕 高橋源一郎 末裔〔9〕 絲山秋子 地上生活者 第四部〔21〕 李恢成 〈連載評論〉孤独の発明〔5〕 三浦雅士 村上春樹の短編を英語で読む〔9〕 加藤典洋 〈世界史〉の哲学〔15〕 大澤真幸 東と西――横光利一の旅愁〔22〕 関川夏央 | 〈連載〉現代短歌ノート〔2〕 穂村 弘 「生」の日ばかり〔14〕 秋山 駿 映画時評〔17〕 蓮實重彦 〈随筆〉「君とゆく道」 竹西寛子 立松和平さんのこと 北原亞以子 高杉の漢詩 石川忠司 立ってする仕事 岡崎祥久 大根 藤代 泉 〈私のベスト3〉ベルリン・暗闇散歩 松永美穂 女の西部劇 小山太一 留日十一年間のベスト3 林少陽 〈書評〉「自殺」という快楽の命題(『波羅蜜』藤沢 周) 富岡幸一郎 二つのハードル(『この世は二人組ではできあがらない』山崎ナオコーラ) 中井秀明 「翻訳され得る文体」は虚数解か?(『紙の本が亡びるとき?』前田 塁) 宇野常寛 〈創作合評〉川村 湊+野崎 歓+村田沙耶香 「家路」(群像2010年4月号) 朝吹真理子 「きずな」 (群像2010年4月号) 墨谷 渉 「ふける」(新潮2010年4月号) 藤谷 治 「冬の鞄」(すばる2010年4月号) 安達千夏 〈吉川英治文学賞・文学新人賞・文化賞発表〉〈第53回群像新人文学賞予選通過作品発表〉 |