群像2010年8月号(7月7日発売)
定価(税込):920円
「群像」と「GRANTA」の共同企画ついに始動!!(企画説明はこちら) | |
世界文学の最前線を担い続ける文芸誌「GRANTA」との大型コラボレーション企画がついに始動しました!!「GRANTA」はミラン・クンデラ、ガブリエル・ガルシア=マルケス、レイモンド・カーヴァーの作品を世界に先駆けて掲載した、英語圏の文芸誌です。第一弾として、桐野夏生の書き下ろし短篇「山羊の目は空を青く映すか」とチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの「シーリング」を世界同時掲載! 世界文学の新しい流れがここにあります!! (お知らせ)桐野夏生「山羊の目は空を青く映すか」の英語版のタイトルが、「In Goats’ Eyes is the Sky Blue?」に変更になりました。本誌掲載時とは異なりますがご了承下さい。 |
貨幣は一種の凶器!?『悪貨』対談 中沢新一×島田雅彦 | |
現代の日本では、トルストイの時代のロシアと同じことが起きている!? 貨幣という概念の発明は何をもたらしたのか、書き下ろし小説『悪貨』を発表した島田雅彦が、人類学者・中沢新一と語り合います! |
映画界の鬼才 ペドロ・コスタに聞く創作の秘密! | |
一作ごとに世界中に衝撃を与え続ける映画監督ペドロ・コスタが、新作『何も変えてはならない』について語ります! 女優ジャンヌ・バリバールは、映画の中で何を探求しているのか? ドキュメンタリーとは何か? 評論家の佐々木敦がポルトガルの鬼才に迫ります! |
創作は舞城王太郎、長島有里枝、楊逸! | |
今月は舞城王太郎「ドナドナ不要論」が登場。僕を悲しませ、哀しませるものの話を聞いてくれ! 8月には単行本『イキルキス』が発売予定です。 |
〈特集〉「群像」「GRANTA」共同企画 山羊の目は空を青く映すか 桐野夏生 シーリング チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ くぼたのぞみ訳 日本の読者へ 「GRANTA」編集長 ジョン・フリーマン 〈創作〉ドナドナ不要論 舞城王太郎 スーパーヒロイン 長島有里枝 ピラミッドの憂鬱 楊逸 〈対談〉『悪貨』と「ゼロの問題」 中沢新一×島田雅彦 〈インタビュー〉探求の孤独 ペドロ・コスタ 聞き手・佐々木 敦 〈連載小説〉末裔 最終回 絲山秋子 昼田とハッコウ〔6〕 山崎ナオコーラ わたしの彼氏〔8〕 青山七恵 裂〔9〕 花村萬月 未明の闘争〔10〕 保坂和志 日本文学盛衰史 戦後文学篇〔10〕 高橋源一郎 〈連載評論〉孤独の発明〔8〕 三浦雅士 村上春樹の短編を英語で読む〔12〕 加藤典洋 〈世界史〉の哲学〔18〕 大澤真幸 東と西――横光利一の旅愁〔25〕 関川夏央 | 〈連載〉会社員小説をめぐって〔2〕 伊井直行 現代短歌ノート〔5〕 穂村 弘 「生」の日ばかり〔17〕 秋山 駿 映画時評〔20〕 蓮實重彦 〈随筆〉タッシリの岩陰で 村田喜代子 転生 シリン・ネザマフィ 紐育滞在記――ブルックリン・ルネサンス 大和田俊之 滑り台の謎 淺川継太 〈私のベスト3〉都市~幻想であれ現実であれ 鈴木隆之 おるたな赤ちゃん 池田雄一 星座戦国時代 最果タヒ 〈書評〉批評の成熟度(『文学のレッスン』丸谷才一) 阿部公彦 ナノダヨ族との戦い(『悪と仮面のルール』中村文則) 田中弥生 もうひとつの無気味な展望(『実験』田中慎弥) 清水良典 〈創作合評〉富岡幸一郎+鴻巣友季子+円城 塔 「彼女のカロート」荻世いをら(すばる2010年7月号) 「冬」古川日出男(新潮2010年7月号) |