群像2010年9月号(8月7日発売)
定価(税込):920円
2号連続掲載!舞城王太郎「ほにゃららサラダ」 | |
8月号「ドナドナ不要論」に引き続き、今月は舞城王太郎「ほにゃららサラダ」が登場! 私が発見した「芸術」とは!? 8月下旬には単行本『イキルキス』が発売されます。 |
尼僧として生きるとは?多和田葉子×小野正嗣 | |
多和田葉子が書き下ろし小説『尼僧とキューピッドの弓』について、学生時代から読者だったという小野正嗣と語り合います。女性には2種類の生き方がある? 聖と俗が混じり合う修道院を小説にすると? 多和田作品を読む3つのキーワードとは!? 言葉と物語についての豊穣な対話をお楽しみ下さい! |
大好評「戦後文学を読む」第4弾 | |
これまで野間宏、武田泰淳、椎名麟三を特集して大好評の「戦後文学を読む」。第4回は梅崎春生を取り上げます。出世作の「桜島」を再録、合評には奥泉光、福永信、朝吹真理子が登場! 白熱した議論をお楽しみ下さい。 小説は時の流れに勝利できるのか? 切実な問いを発し続ける佐藤友哉が、戦後文学に挑む小説連作。第二回は戦後文学の雄・武田泰淳の「蝮のすえ」と対峙した「蠼(はさみむし)のすえ」! |
〈創作〉ほにゃららサラダ 舞城王太郎 蠼(はさみむし)のすえ 佐藤友哉 大黒島 三輪太郎 〈特集〉戦後文学を読む〔4〕梅崎春生 〈合評〉「桜島」「幻化」 奥泉 光×福永 信×朝吹真理子 〈再録〉「桜島」 梅崎春生 〈対談〉 聖と俗の修道院を書く 多和田葉子×小野正嗣 〈連載小説〉昼田とハッコウ〔7〕 山崎ナオコーラ わたしの彼氏〔9〕 青山七恵 裂〔10〕 花村萬月 未明の闘争〔11〕 保坂和志 日本文学盛衰史 戦後文学篇〔11〕 高橋源一郎 〈連載評論〉孤独の発明〔9〕 三浦雅士 村上春樹の短編を英語で読む〔13〕 加藤典洋 〈世界史〉の哲学〔19〕 大澤真幸 東と西――横光利一の旅愁〔26〕 関川夏央 | 〈連載〉会社員小説をめぐって〔3〕 伊井直行 現代短歌ノート〔6〕 穂村 弘 「生」の日ばかり〔18〕 秋山 駿 映画時評〔21〕 蓮實重彦 〈随筆〉「マサシゲ」 岩阪恵子 滝で遊ぶ 恒川光太郎 妙なる調べをもとめて 佐藤良成 〈私のベスト3〉それとなくせずにいたこと 岡崎祥久 沖縄で観た民謡ライヴ 木村紅美 わたしの「母語」 温又柔 〈書評〉横光利一の衣鉢を継ぐ“純粋小説”(『甘苦上海 完結版』高樹のぶ子) 川村 湊 白鍵と黒鍵のあわい(『シューマンの指』奥泉 光) 酒井順子 責任と勝負の行方(『俺俺』星野智幸) 武田将明 「日本」をこえる思想の運動(『場所と産霊 近代日本思想史』安藤礼二) 苅部 直 「新刊は待たれていた。」(『星座から見た地球』福永 信) 青木淳悟 〈創作合評〉富岡幸一郎+鴻巣友季子+円城 塔 「スーパーヒロイン」長島有里枝(群像2010年8月号) 「ピラミッドの憂鬱」楊逸(群像2010年8月号) 「勝手にふるえてろ」綿矢りさ(文學界2010年8月号) |